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仕事 その2 [随想]

仕事 その2


仕事を辞めたい


今、振り返れば仕事を通して人間と社会の仕組みを、
私なりの方法で色々学んで来た様に思います。



「なんもせんでいい年寄り」 を標榜した少年が、
就職列車にのって社会に放り出された時代に話は戻ります。

工業高校を卒業し、世間知らずのひよっ子として社会に踏み出したのは、1965年4月。



二本の線路が、住み慣れた九州を後へ後へと押しやりながら、
機関車は黙々と関東へ向かい走り続けました。


この時から、私の転職人生が始まります。


最初の仕事は不規則三交替の製造工場で、
6,7m程の大きな機械の動きに合わせて製品を取り出し、
検品しながら箱詰めする作業でした。


先輩の右手の指が2本足りないのは、この機械から製品を取り出す際に、
金型に挟まれてしまったそうです。


「現場は命懸けなんだ」と、自分に言い聞かせ、緊張しながら深夜の作業もやりました、

時にはうつらうつらして製品を取り出せず、金型に傷をつけ、怒鳴られたりもします。
(まるで指を挟んでもいいから金型だけには傷をつけるなと言わんばかりの剣幕)


朝の5時、一番方交替の社員に、その日の機械の調子を申し送りしたあとは、
畑の中にポツンと建てられた「深夜作業明け専用宿舎」まで、
夜明けの道を歩いていきます。

お天道様の光が差し込まない様に雨戸は締め切ったまま午後まで眠りにつきます。



想い描いた仕事の理想や夢から、かけ離れてしまった自分が悔しくて、
人知れず涙のしずくを畳に落とす日も有りました。


4人部屋の独身寮と工場、そして「深夜作業明け専用宿舎」を往復する日々は、
鎖につながれた囚人にでもなったように思える時もあります。


今思えば、朝起きて働き、夕方には帰宅して、夜は眠るという、
人間本来のサイクルが、不規則三交替勤務で壊されていくのが怖かった。





およそ1年が過ぎようとする日、私は人事課長の前で「私のやりたかった仕事ではありません」
と告げ、ひと月後に転職してこの会社を出て行きました。



(つづく)

まだまだ・・・私の転職人生は続いていくのです!









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